モビリティ・マネジメントとは.....
 モビリティ・マネジメント(Mobility Management, 略称MM)とは、渋滞や環境、あるいは個人の健康等の問題に配慮して、過度に自動車に頼る状態から公共交通や自転車などを『かしこく』使う方向へと自発的に転換することを促す、一般の人々や様々な組織・地域を対象としたコミュニケーションを中心とした持続的な一連の取り組みのことを意味します。具体的には、コミュニケーション施策を中心として、様々な運用施策、システムの導入や改善、それらの実施主体の組織の改変や新たな組織の創出などを実施しつつ、持続的に展開していく一連の取り組みを意味します。
※ なお、土木学会の手引き書では、MMは、「ひとり一人のモビリティ(移動)が、社会的にも個人的にも望ましい方向に自発的に変化することを促す、コミュニケーションを中心とした交通政策 」とより厳密に定義されています。
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日本モビリティ・マネジメント会議の趣旨
 こうしたMMの実務的実例や学術的実験の事例は、1990年代後半から、日本国内外で様々に蓄積されつつあります。ここで、それぞれのMMの取り組みをさらに望ましいものとするためには、個々の実例に携わった実務や行政、研究者が積極的に情報交換を綿密に重ねていくことはとても重要です。

 こうした認識の下、本来あるべき適切な形のMMを、効果的に広範に推進されることを支援するために、国土交通省と(社)土木学会とが共同主催をする形で、様々な立場のMM関係者が一堂に会する日本モビリティ・マネジメント会議(JCOMM)が、定期的に開催されることとなりました。